こんにちはカレイドです。
皆さんの中には
こんな安易に考えている人いるんじゃないでしょうか?
大丈夫です。自分もこういう考えをもって就活の道を捨てて安直に大学院へ進んで失敗しました。
今回の記事では僕が大学院へ進んでよかったこと悪かったことすべてまとめてみたので、悩んでいる人の助けに少しでもなったらいいなと思います。
あなたは何のために大学まで来たの?
僕が伝えたいことはこの一文にすべて集約されている気がします。
気になりそうな目次を一通りつけたのでまずは読んでみたいところから流し読みしてみてください。
タイトルの内容は最初において、僕の考えは後半に乗せてあります。
大学院へ行くメリット
まずは軽く大学院へ行くメリットをまとめてみましょう。
私が考えるメリットはぱっと考えてみましたがこんなところです。
- 就活が有利になる
- スタートの給料が高い
- 専門性が極まる
- 自由な時間が二年間追加される
就活が有利になる
大学院へ行った人だとわりかしインターンのESが通りやすかったりしますね。就活の本選考自体が直接有利になるかと言われたらわからないですが、ESで落とされることは普通の文章が書ければないはずです。そういった意味で大学院へ行くとさらに上のブランド力がつくとも言い換えられますね。
スタートの給料が高い、昇給も
学部卒と比べると大体3万ほどスタートの給料が高いです。
年間で36万ほどになります。これを大きいと見るか小さいと見るか。
昇給もたしかに早いかもしれませんが、実績を積む年数は学部卒より少なくなります。
個人的意見からいうならば最初の昇給と個人の市場価値は必ずしも一致するとは思えません。
つまり
学部卒が先に実践で学んだ二年の市場価値>大学院生の市場価値
大学院生の初任給>学部卒の3年目の給料
ということです。確かに給料はいいかもしれませんが実践を積んだ学部生には圧倒的に能力面で劣っていると考えています。
しかしながら現実は高卒より大卒、大卒より大学院卒です。
私がまだ大学生のとき、中学時代のの友達に会った時の話があります。
彼は大手食品に行ったのですが成績TOP1,2しか昇給できない条件をクリアしたのですが新人の大卒にスタートの給料が負けていたと言っていました。
これも実力と給料が見合っていないパターンですね。年功序列という言葉がありますが日系はこれが根強いので実力主義でやってやろうという人は学部卒でさっさと就職して実績を積んでそれがきちんと反映される企業なのかをチェックすることは重要になります。
きちんとそういう就職をへ努められるなら大学院へ行かず大いに学部卒でさっさと働いて実績を積むプランもあるんじゃないかなって思います。
専門性が極まる
これがメリットになるのはどういう人か、就活としてそういう分野に進む人です。
私のような応用物理からITへ行くような人間には直接的にメリットになることはないです。間接的に学んだことが役に立つことはあっても、果たして大学院へ行かないと身につかないものかどうかまた別の問題です。
情報系からIT業界へ行く人なんかは自分の学んだことをもとに考えることが出来るので、十分に大学院へ行くメリットがありますね。ただ後で話しますが本当に二年間200万の価値があるかどうかは一度考えるべきだと思います。
自由な時間が二年間追加される
見出しだけ見ればメリットに見えますけど、いざ自分の人生の振り返ったときにはデメリットにもなりかねないポイントになると思います。
自由を自由なまま過ごすなら大学生で十分遊んだはずです。
社会人のような縛りは受けずある程度自分の時間をもって自己投資に励める。そんな環境づくりをできるのが大学院の一つのメリットなんじゃないかなと思います。
私自身就活を終えて残りの時間はかなりの時間を自己投資に割くつもりです。就職先はかなり納得しているのでいち早く活躍できる人材になれるように申し訳ないですが研究は最小限に、プログラミングへの時間を大幅に咲く予定でいます。
私のようにその研究ですらも時間の無駄に思える人はきっと今の段階で本当に大学院へ進むべきなのかゆっくり考えることをお勧めします。
大学院へ行くデメリット
いいところばかり書いても意味がないのでデメリットについてもまとめます。
私立なら学費が高い
大学院で学んだことが就活で全く役に立たないこともある。
途中でやめるのは中退になるのでしづらい
意味のある研究をしてもお金はもらえない
私立なら学費が高い
私は私立校なので二年間の契約で200万、そして途中でやめようものならその肩書ももらえないので無駄な学費になって終わりです。
お金を払ってまで通うわけだから何かしら習得できることが欲しいですよね。
私も何かきっと就活に役立つんだろうな、そんな甘い気持ちで大学院へ進み、軽い気持ちで進んでしまいました。
でも現実問題として私が見てきた中で特にメーカー系は研究内容がそのまま直結することはほぼないです。
情報系はわりかし業界の基本的な部分は同じなのでそういった意味で最低限は保証されている気がします。
例えば、基本情報技術者試験や応用情報はどこへ行っても持っておくに越したことはないです。
僕自身、院生活でとったので全然取り切れると思います。リンクあるのでなんじゃそりゃって人はぜひ見てみてください。
話が逸れましたが学費は一度考えてみた方がいいと思います。本当にそのお金を払って有意義に過ごすことが出来るのか今一度考えてみましょう。
大学院へ行くことは自己投資として私立なら200万、しかも途中放棄できない制限付きである。
このことについてもう少し深く考えてみたいと思います。
大学院へ行ってしまったら後戻りするのは大変です。途中でやめたくても(ブランドを手に入れるためには二年在籍しなければなりません)研究と就職先が違くても最低限のことはやらなければなりません。
だったら大学院へ行く前に多少なりとも自分が行く研究室が本当に将来の就活や仕事に役に立つのか考えてみるのは悪いことではないはずです。
僕の代では120名ほどいましたが8割近くは大学院へ進み残りの人は別の道へ進みました。
そして就活の時期になって話してみると大体の人はメーカー、でも納得してるかどうか聞くとまぁそれでいいかなぐらいの感覚で選んでいる人が多かったです。
二年間と二百万があったら何ができるか。
突然ですが皆さんは自己投資したことがありますか?
僕の中では自己投資とは自分の市場価値をあげることです。
ビジネス本や、自己啓発本などなど、最近ではプログラミングスクールなんてものも流行っています。これらの単価は本なら1000円程度、プログラミングスクールなら3か月ほどで10万から20万程度で学べてしまいます。そしてある程度プログラミングを学んだ経験からするとたったそれだけの投資でほぼ1人前のエンジニアとして働けてしまうこともわかりました。
でも実際にそこにお金をかけて投資をする人って少ないですよね、大学院の200万は軽くポンと親が出したり奨学金をつかって通ってしまうのに....
実際に自分もそうです。今プログラミングスクールに15万支払いたくても尻込みしてしまいます。少しずつビジネス本などには投資をしていますが...
おすすめの本については【2019年度版】現役大学生がおすすめするビジネス本、自己啓発本【3選】で紹介しています。
わずか3つなので合わせ読んでおくとすぐに行動できるかもしれません。
また、こうやってブログへ知識をアウトプットするためのサーバー代、wordpressのテンプレ代合わせても4万ぐらいですかね。たったこれだけの自己投資だけでも物の見方がすごい変わってきました。ゆくゆくは自分のプログラミング力の向上についてもまとめていく予定です。
みんな社会人になってから気づくんです。あぁもっと若いときにこういうスキル習得したらもっと市場価値が上がって活躍できてたんだろうなとか、時間があるときに行動しておけばこんな苦労せずに済んだんだろうなって。
少なくとも僕は大学院の1年の中盤で既に後悔しています。大学生の時からもっと自己投資して市場価値のある人間になっていたら人生設計ももっと別の物になっていたかもしれないって
人間は追い詰められないと行動しない
だから今のこの記事を読んだ大学生がいるならもっと早く自分について見つめなおしてほしいって心の底から思います。大学に入ってから早ければ早い方がいいです。遊ぶことももちろん大事ですが、自分について見つめなおすときは就活が始まったら必ず来ます。
人間って余裕があるときって行動しないんですよね。これは皆さんの経験を踏まえれば納得してもらえると思います。
例えばテスト2週間前からまじめに勉強する人ってどれだけいますか?徹夜で乗り越えてきたよって人も多いんじゃないでしょうか。
就活(テスト)って大事な物があるのに、大学院へ行ける選択肢があってそこへ行けば猶予が生まれるってなったら行動しないんですよ。
逆に単位や成績がやばくて大学院へ行けないって人は早いうちから就活の行動をし始めるわけです。
だから余裕を持っているときでも必ず行動できる人間になりましょう。本当に今ここで大学院へ進むべきなのか、それを決めるのは他でもないあなたです。
あなたは何のために大学まで来たの?
話は大学院ではなく大学に戻ります。
そもそもあなたは何のために大学まで来たのでしょうか。
小学校、あるいはもっと前から勉強して必死に頑張って大学まで来て、しかも大学院まで進学しようとしているならそこそこいい大学にきっと通っているはずです。
きっと自分の生活を豊かにするために、給料がいい会社が入るためにそういう努力をしてきたはずだと思うんです。
なのにいざ就活が近づいてくると就活めんどくせーインターンなんていいやーとかなる人が大勢います。意識しても行動に移さないんです。
せっかくここまで努力したのに最後の最後にダメになる典型的なパターンです。
受験勉強最後まで頑張ったのに受験が始まる直前で息切れしてしまうのと同じです。
安易に大学院へ進んでしまった私は今思うとあの時本当に大学院へ進むべきか考えればよかったなぁーと思います。自分のやりたいことについてよく考えればよかったなーと思ってます。
とりあえず行こうか悩んでいるのは甘えでしかない
とりあえず行ってから考えようと思っている人は行く前に考えましょう。行ってから簡単には帰ってこれません、2年間と200万の返金、辺年保証はないのです。こんな大金を投資するのですからよく考えてから行動しましょう。
学生の2年間はやろうと思えば何でもできます。ただ2年間欲しいだけなら大学卒業してわざわざ大学院に行く必要はないはずです。
周りに流されるのではなく自分で決断できるようになろう
大学院に行く理由としては
就活するのがめんどくさいから。
もう少し勉強したいから。
就活が有利になるから。
周りが行くから当然行くものだと思ってた。
理由は様々あるでしょう。皆さん心の中で何かしら理由があるはずです。
でも100人大学院へ行くことを考えている人がいて明確に行く目的をもって行動している人はどれくらいいるでしょうか。おそらく10%もいないんじゃないかなと思います。
とにかく自分の頭で考えて行動することが大事です。周りが行くから行くのが当たり前、はただの思考停止です。就活していい企業へ行くために今まで頑張ってきたはずです。必ず自分の頭で考えて行動しましょう。
そしていい企業とは何でしょうか、それについても今一度よく考えてみるといいです。お金をもらえても自由がない会社は果たして本当にいい企業なのか、自分の考える理想は何なのか僕の考える理想の企業については別の記事でまとめているので参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回はとりあえず大学院へ行こうと考えている学生にとって有益になるように記事を書いたつもりです。冒頭にも書いた通り
何のために大学へ通っているのか?きちんと考えられたでしょうか。遊ぶことも大事ですが、きっと学び、それを生かすために大学へきているはずです。
就活で話す軸にもなるので必ず自分の頭で考えてきちんとロジカルに話せるようになりましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。