こんにちはカレイドです。
って思う人がかなりたくさんいると思います。私自身先日内定を頂いてまだ業務についているわけではないのですが、IT業界のインターンに5つ参加することで大体のIT業界の中身について把握することが出来ましたので、ここで一旦情報をまとめておきたいと思います。
インターンで学んだことは別の記事で解説しているので合わせて読むといいかもしれないです。
記事の対象者
- ITという言葉は聞いたことあるけどどういうことをする業界かわからない人
- 実際にインターンに参加した経験を聞きたい人
IT業界とは?
ここからは私が個人的にIT業界のインターンに参加してきたことを踏まえての自分なりの意見を書いていきますので必ずしもすべてが正しい解釈ではないことをご理解下さい。
IT業界と一口に言っても私は様々な解釈があると思っています。なので今回は就活生というところを切り口にIT業界ってこんなことをする業界なんだ、
それが少しでも見えてきたらいいんじゃないかなと思います。
では自分なりの解釈をまとめていきます。
ITとは(Information Technology)の略ですが、これだけでは情報技術という意味でであまりぱっとしません
私から見たIT業界とは..
基本的には何かシステムを完成させてお客様の課題を解決することじゃないかなと思います。
これだけでは少し抽象的なのでもう少し具体的にします。
あなたはコンビニのオーナーをしています。そこで商品の注文はこの商品はあのサイト、この商品はこっちのサイトなどなど、たくさん回ってようやく発注が終わる状況です。
これを1元化(一つのサイトだけで完結させる)することが出来れば人件費やマニュアルも簡単になってコスト押さえられるんだけどなあ、と思ったとします。(これが課題と解決したいこと)
そこでIT業界の力を借りるわけです。
通称SIer(システムインテグレーター(System Integrator))と呼ばれ、その相談を持ち込み具体的にどういうところをシステムに組み込んでいくか、そういった部分を話し合い
システム化をしてくれます。そして実際にそのシステムをあなたは運用し、Sierは保守まで行う。この1連の手順で課題を解決することこそIT業界の役割になるんじゃないかなと思います。
場合によってはシステムにするのではなく別の方法を使った方がいいですよなどとアドバイスをするのも仕事になりますね。
他にはアプリ開発なんかもシステムを作り上げることと同じです。
そして大企業やベンチャー企業が扱う単位のシステムは基本的には始まりから終わりまですべてを一人でこなすことは基本的にはないのです。
チームとして一つの物を作り上げていくイメージです。例えば銀行のシステムや国の事業なんかは会社単位で請け負う形になります。
そしてSierの中でもそれぞれに特化した役割を持つ人たちがいます。
チーム全体をまとめるPM
課題解決お客様と共に深堀するITコンサルタント
導入するシステムのインフラ周りを整備する人
実際のシステムのプログラムを書く人
運用保守をする人etc...
様々なものがありますが中身については次のセクションで解説していきます。
そしてここからは大手IT業界についてはあらかた当てはまると思いますが、ベンチャーについてはインターンに行っていないので正しいかどうかわからないのでご了承ください。
大手IT業界はこんな方におすすめ
- 銀行のシステムや国の事業の一環、大きなシステム開発に携わりたい人
- 一人ではなくチームで何かを成し遂げたい人
実際の課題解決までの道のり
さてITで働くこととSIerについてザックリ説明しましたが、
Sierの主な業務は二種類あって一つは内販向け、つまり自社内にサービスを提供するものです。証券会社などの企業がこれを行っていて証券系のシステムを自社に導入しています。
もう一つが外販といって他の企業に対してシステムを売っていく形になります。先ほど説明したコンビニにシステムを取り入れ足りすることなんかがこれに当たりますね!
SierとSEの大きな違いっていうのはSIerっていうのはあくまでその課題を会社が課題解決まで導きます。SEは個人としてそういったシステムを構築したり保守運営をする力を持つ人のことをいいます。まぁSEの定義はかなりあいまいなので深く考える必要はありません!
では実際の課題解決までの道のりを解説していきたいと思います。
今回はウォーターフォールモデルと呼ばれる実際のモデルに当てはめて解説していきます。
step.1 要件定義
ここでは実際にお客様とITコンサルタントと呼ばれる人が話し合い、どういったことが問題なのか、何を解決したいのか、そういったことをヒアリングしていきます。
一番重要なポイントでここでずれてしまった場合には後ろの工程をどれだけ頑張っても異なるシステムが出来てしまうので何度もお客様と話し合い、本当に解決したい問題がどういうものなのかこれを引き出すのがITコンサルタントと呼ばれる人の仕事になります。そしてSierの中で一番高給なのがこのITコンサルタントです。
しかし私は最初からITコンサルタントとして働くのはあまりよくないんじゃないかなと思っています。これについてはまた別の記事でお話しします。
step.1 外部設計
ここではユーザーからみたシステムの動かし方や、必要なもの、どういったデザインがよいかなどを決めます。例えば商品の決済が終わった後にどういう形式の帳票が出てきたら一番いいかなど、例えばクレジットカード会社なら顧客情報として何がどこに出てくるかなどですね。
この使用感がどれほど大事か私は身をもって体験しているのですが、私はクレジットカード会社のコールセンターで働いていました。もちろんパソコンとにらめっこしながらお客様と会話をします。
そしてよく使うコマンドがShiftとF1~F12までのキーだったんですね。
F12は画面切り替えをするキーなのですがshift+F12を同時に押すとシステムが落ちるようになってるんですね、なので一歩間違えると顧客の対応をしているときに間違ってログアウトしたりしてしまうわけです。
こういう細かい部分がかえって面倒になったら意味ないですよね。そういう意味でここと要件定義のすり合わせをお客様としっかり打合せすることがいいシステムを作るうえで欠かせないポイントになります。
同時にインフラ整備といってどういうサーバーで情報を管理するのか。使うパソコンのスペックや回線速度、インターネット構築などなどシステム内部ではなくて周りの環境を構築する人も活躍します。
逆にここをクリアすることが出来れば残りの内部設計、開発はそれをプログラミングのコードに落とし込むで書くだけなのでミスが起こることは少ないです。
step.1 内部設計
外部設計で決めた内容をプログラミング言語で書いた場合にどうなるかをここで決めます。通称、詳細設計とよばれ、この昨日はこういう処理、ここはこういう処理などなど。
こと細かく設計書にまとめていくことで外部設計で臨んでいたシステムと差異がないようにします。
ここではは基本的にSierの中の人たちで決めていきます。
step.1 開発
実際にプログラムを書き始めて目的のシステムを作り出します。ここではSierの事業会社がそのままやることもあれば、下請けと呼ばれる会社に受け渡したりということもあります。
ここで俗にいうプログラマー、主にプログラムを書く人たちの出番ってわけです。
そしてITコンサルはこのプログラマーが設計書を読んで解釈したものがきちんとお客様が必要としているシステムを一致しているかの翻訳をしてあげる役割もしてあげます。
一見簡単そうに見えますが、プログラマーはプログラマーの視点があるので、よりよい構成を思いつくこともあります、その内容をきちんとお客様にわかる内容にきちんと変換して、お客様の課題解決に必要かどうか判断するのはITコンサルとお客様自身になります。
step.1 保守運用
最後にシステムが完成したら取り入れてハイ終わりではないですね。そのあとのサポートが必ずあります。例えばwifiを導入して故障しました、修理はやらないですよ。そんな会社はないですよね、この後のサポートはとても重要です。信頼という部分でお客様から次のお仕事を頂けたり頂けなかったり、大事な要素になります。保守運用を任される部門もあるのでとても重要な役割になります。
以上が具体的なシステム開発の流れになります。プロジェクトの規模は本当にものによってさまざまみたいですね。3か月単位の物もあれば国の事業となれば2年だったり
こういうプロジェクトにどういう風に参加していくのかもインターンに参加して聞けていけるとより具体性が増しますね。
インターンに行くメリットは他の記事で書いてるので参考にしてみてくださいね。
ここまでのstep1~step5までを取りまとめるのが通称PM(project manager)プロジェクトマネージャー プロマネ、ピーエムと呼ばれたりする人です。
どういった日数で話を進めていくか、具体的なシステム開発の工数そういったものやメンバーの管理をする仕事もあります。
まとめ
今回はインターン5社に行った自分が考えるIT業界について自分なりにまとめてみました。
このようにSierといっても様々な役割の人がいるので自分がどのポジションにつきたいのか明確にすることはIT業界で働く人にとって必要不可欠なことになります。
まずは自分がどういう部分を仕事にしていきたいのかそれを明確にしておくと入社してからギャップに埋もれることがないんじゃないかなと思います。
この記事が少しでもITを知るきっかけになってくれたらうれしいですね。まずは自分の行く会社がどういう業務をやっているのかは必ず調べましょう。