年も変わって2019年になりました。そして基本情報技術者試験(FE)春季募集が始まりましたね!
募集期間は2/28日までです。まずは応募しないと始まりません。
私自身、昨年の秋に基本情報技術者試験に合格し、春には応用情報技術者試験(AP)を取るために今必死に勉強をしております。
また超最近の出来事でいえば最後の選択問題のCOBOLがなくなり、新しくPythonが選択肢として追加されましたね。 さて導入はここまでにしておいて..
結論からいうと、3か月程度の期間もあればどんな人でも合格可能であると考えています。
仕事や、大学で忙しいかたでもスキマ時間さえ活用することができれば必ずこの試験に合格することが出来ます。
その理由とともに今回は私が用いた参考書と勉強方法について一つづつ解説していこうと思います。
重要な部分は赤字にしておくのでそこを拾うだけでもかなりの情報収集になるかと思います。
基本情報を受けるメリットについて
社会人の方であれば大半がほぼ強制的に取らされ、メリットどうこうの問題ではないと思いますが、大学生や高校生であれば就活でちょっとしたメリットになります。特に情報セキュリティは現代のセキュリティの仕組みがどうなっているか、そのまま仕事へ直結する人もいるし、IT業界へ進む人なら必ず出くわす問題になります。そういった意味でITに少しでも興味がある人には約に立つんじゃないかなと思います。これから先IT業界にはいかない人でも必ずITとかかわりを持つようになることは間違いないこともメリットの一つだと思います。
こんな方におすすめ
- 高校生や大学生で時間に余裕がある人
- IT関連に少しでも興味のある人
基本情報技術者試験とは?
このサイトを訪問してくださった方には必要のない情報かもしれませんが自分なりにわかりやすく説明しておこうと思います。
基本情報技術者試験(FE)は経産省が年に二回(4月と10月)行っているIT業界に努めている方なら会社から基本的には取れといわれるような試験になっています。また、パソコンに普段から携わっている方なら知識の整理という意味で受けるのもいいかもしれません。以後簡略形のFEと呼ばせて頂きます。
年間15万人が受け合格率は20%程度の試験です。試験の内容は基本という名前がついていますがネットワークからハードウェアまでの幅広い知識に加えてアルゴリズムに関する内容も問われるため、最初勉強したときには難しく感じるかもしれません。
試験の形式は午前と午後の二種類に分かれておりともに二時間半のマークシート形式、両方の点数が60%以上で合格の試験になっています。大学でいえば丁度単位をもらえるぎりぎりの点数で合格と考えれば少しは気が楽になると思います。
午前は4択問題が80問、午後は長文問題を読み沢山の選択肢から解答を選ぶ形になっており、全部で大門7つを解く必要があるので時間的に厳しいものになっています。
午後試験の中身は
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問1 情報セキュリティ(必須)12点
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問2~7 (ハードウェア、ソフトウェア),データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計、(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)、(システム戦略、経営戦略) 括弧がついているのは試験ではどちらか一つしか出ない。6つの中から4つ各12点
-
問8 アルゴリズム(必須)20点
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問9~13 プログラミング(C,Java,アセンブラ、COBOL,表計算)5つの中から一つ20点
となっています。
午前に関しては後で説明するように問題なく通過できると思います。試験のカギを握るのは午後のアルゴリズムとオススメ選択の表計算になります。攻略法についてはまたのち程解説します。
試験申し込み時の私のスペック
簡単に試験申し込み時のスペックをさらしておきます。
理系大学院1年生(ITとは無関係の研究)
8月から勉強開始、夏休みだが研究に追われながら就活で全部で5つの企業のインターンに参加。5日のインターン2つ、3日のインターン3つに参加、その前の選考にも参加していたのであまり時間は取れませんでした。椅子に座ってまとまって時間が取れるのは平均して5時間程度と考えてもらえれば大丈夫です。
パソコンが全くできなかったかと言われればそんなわけではなく研究でも日常的に使うがIPアドレスって何?って聞かれても聞いたことはあっても意味はしらないよとかそんな感じでした。サブネットマスクとかもそんな感じですね。
なのでこの試験を応募する大半のひとがそんな感じなんじゃないかなと思います。なんとなく聞いたことはあるけど説明までできないよって感じですね。はじめはその曖昧な感じでも全然大丈夫です!具体的にエクセルのマクロを扱ったことがあるわけでもなくほんと、研究のデータ整理に使う程度、そんな感じです。
質問等があれば答えるのでぜひぜひ気軽に聞いてもらえると嬉しいです。
では次のトピックからいよいよ攻略法について解説していきます。そんな大それたものではないので気軽に勉強の進め方の指針になれば幸いです。
試験攻略法(午前・午後)
全体として
まずはこの試験全体の合格までの道のりについて簡単に説明します。社会人の時間がない方向けの説明になるので、学生だったり時間のあるかたはその分午後試験対策を長めにとってもらえればいいかなと思います。
最初にも説明した通り3ヶ月、1日まとまった時間としては3時間取れれば十分だと思います。そして楽に攻略をしたい,
時間を大事にしたいと思う方はとにかくスキマ時間を活用しましょう。
多くのサイトでは午前に1か月午後に1か月復習1か月のような時間配分で進められていますが私はお勧めしません。なぜならば圧倒的に午後試験のほうが難しく、落ちるなら大半が午後試験になるからです。
私のお勧めは10日~15日ぐらいで午前の試験範囲を一通り学びスキマ時間を通して実践問題を積み重ねる。残りの時間のほぼすべてを午後問題に当てる。これにつきます。
言い換えてしまえばスキマ時間をうまく使うことができるなら1ヶ月半あれば十分だと思います。
具体的に午前午後に分けて勉強法を解説していきます。
午前
試験の概要でも話したように4択問題80問のいたってシンプルな形になります。しかしながら範囲が膨大で最初に手を付けた方はなかなか問題が解けずにやばいんじゃないか、と焦ることでしょう。
でも安心してください実際自分もそうでしたが、ものの1か月も問題を解いていれば大丈夫です。
それはなぜか?これは基本的に午前の半分の問題は解答の選択肢ごとそっくりそのまま同じ問題が出るからです。
では何をすればいいか。もうお分かりでしょう。ひたすら過去問演習です。いかに主な手順を紹介します。
午前はとにかくたくさん問題に触れることが大事です。そして1問1答形式なのでスキマ時間を大いに活用してください。電車通勤、昼休み、夜寝る少し前、ここをうまく使えるかどうかで時間のロスが減ります。
まずキタミ式イラストIT塾で試験範囲全体について軽く学ぶ。本当に軽くでいいです。kindle版で役800ページ大体20セクションぐらいありますが物によって幅があるので4~5セクションぐらい、分量が多く感じると思いますが、この本のいいところで絵がたくさんあって紙面に文字はあまりないので楽しくサクサク進むかと思います。
それが終わったら何をやるか。以下の基本情報技術者試験ドットコムというサイトに行っていただき会員登録(IDとパスの簡単なもの)を登録していただきひたすら問題に触れていただきます。
1問1答形式で、最初は間違いだらけになると思います。(私も実際そうで、かなりあせりました。)
しかしながらこれを毎日目標100問以上解いていくとどこかで必ず全く同じ問題が出て決ます。2回程度ではこの問題なんか見たことある気がするといったような感じですね。こうなったら飛躍的に成績は上昇していきます。数をこなせばこなすほどほとんど見たことあるような問題ばかりになりむしろ割合的に見たことない問題を探す方が大変になりました。
考えてみれば当然のことで実際の試験もおよそ半分は同じ問題なのです。そして合格には60%が必要。さればあとはたった10%を取ればいいだけなのです。こう考えたらだいぶ楽になると思います。
実際に僕の成績を置いておきます
およそ全問題(2000問程度)中の3/4を実際に解き、正答率は約6.5割、合格点に到達しています。しかし一番最初のほとんど解けない状態から最後までの集計なので、最後のほうの期間だけまとめたものは大体7割程度あります。午前問題には計算もあり、電車内でささっと説くのが難しいかたは計算問題が出ないようにする機能も付いているのでうまく活用してみてください。
以上をまとめると5日程度で内容を大雑把に把握し、すぐさま実践問題を解き始める15日過ぎるくらいには問題に慣れ始め、見たことある問題がちょくちょく出始める。
このような状態になっていれば午後問題へ進んでオッケーです。
午後
では残り二か月半で実際に午後問題を攻略していきましょう大変なのはここからです。
最初に注意ですが、午後問題をずっと解くのではなく知識の整理と問題に触れるという意味で常にスキマ時間は午前問題の一問一答を解きましょう。時々年単位でやってみて6割超えるかどうかの実力を試してみるといいです。
では、本題です。
全体概要でお話しした通り、私はプログラミング言語は表計算を選びました。他の言語もJavaとCはかじったことがありましたが、あまり覚えていなかったので...
攻略のカギはいかにこのプログラミングとアルゴリズムを攻略し、本番で点数をもぎ取るかということです。結論から言えばこの二つにかんしてはほとんど新しいもの、見たことないものが出てくるので(かといってきちんと練習していれば取れます)とにかく演習量が物を言います。またアルゴリズムと表計算は文章量が多く、しっかり問題を把握していればある程度のところまでは連続して点数を獲得できるようになっています。しかしながら読み間違いや内容把握がうまくできていないと最初からすべて間違えるなんてこともざらにあります。またこの二つは他の問題と比べて点数配分も高いです。
問題を再掲しておくと
- 問1 情報セキュリティ(必須)12点
- 問2~7 (ハードウェア、ソフトウェア),データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計、(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)、(システム戦略、経営戦略) 括弧がついているのは試験ではどちらか一つしか出ない。6つの中から4つ各12点
- 問8 アルゴリズム(必須)20点
- 問9~13 プログラミング(C,Java,アセンブラ、COBOL,表計算)5つの中から一つ20点
このようになっています。キタミ式で問7までは抑えられますが問8から13までは賄えないので別に対策する必要があります。私はエクセルの使い方は知っていましたが照合一致などは使ったことはなかったので
こちらのアルゴリズムと表計算を一通り使い方を学ぶために購入しました。特に文系で右も左もわからないという方は買った方がよいかと思います。かなり基礎から説明があります。
そして、そのまま先ほどのドットコムさんのサイトで午後問題を練習してもよいのですが、解説が乏しいものもあったりするのでこちらの
よく出る問題集を購入して解いて行きました。感覚的には1日3時間あれば一つ問題長くても30分で終わると思うので3~6問程度解ければいいかなと。つまり一つのテーマを1日~2日でさらっと解く感じですね。全部で9つテーマがあるので10日~20日程度で終えます。ここで大体自分がどのテーマを本番で選ぶか決めておきましょう。またこの時は時間についてはあまり気にしなくて大丈夫です。とりあえず全力で解いてみてください。この時私はデータベースがいまいちしっくりこなかったので選ばないことを確定し、残りの5問を本番でみて解けるもの4問を解こうという気持ちで取り組み始めました。
そして二週目に入りもう一度最初から同じ問題が解けるかどうかを確認します。またこの時オリジナルノートなどに解けなかった問題や用語を書いておくと後で役に立ちます。
ここまでで大体2か月程度の予想です。またスキマ時間には常に午前問題を解く癖を忘れないようにしましょう。
ここまできたらあと残り1か月は俗にいう総復習ですね。もう新しい参考書を買うことはありません。ドットコムサイトで私は各年度の午後問題で見たことないものをひたすら解いて実践になれる。これだけです(ある程度は参考書と全く同じ問題なので3回目の復習でといてももちろん良いです)。全体では6年から8年分正確に覚えていないですが(春、秋あるので1年で二つ分)解きました。特に、アルゴリズム、表計算はなるべく多く特に越したことはないです。
また本番を意識して実際に問題をプリントアウトして書き込みながらやる機会を一度も受けた方がいいと思います。特に午後は時間が足りなくなることが多くアルゴリズム、表計算に多くの時間を割くことになるのは間違いないので時間配分を意識しながら時始めましょう。時間配分はアルゴリズムと表計算で30分ずつ、それ以外が15分計算になりますが、私の経験としてはそれ以外は慣れてくれば10分程度で終わりました。なのでアルゴリズム表計算に余った時間を割り振っていました。
案外ネット上でノートに書き込みながらと、問題に直接書き込みながらの場合解くスピードが変わるので一度は紙面上で解いて感覚を必ずつかむようにしましょう。
以上が私が実践した攻略法になります。長い間読んでくださりありがとうございました。
まとめ
試験本番
最後に簡単ではありますが試験本番について、午前は2時間半もありますが1時間~1時間半もあれば優におわるのでささっと退出をして午後問題のノートを見返しながら最終チェックをしてのんびりリラックスして過ごしましょう。午後問題本番ではまず時始める前に問題全体を確認(5分くらい)して大まかに内容を見ておきましょう。そしてゆっくり深呼吸をして解きやすそうなものから解いていきます。この時意識しておくことはあくまで合格は60%でいい。解けない問題は飛ばすか大門の制限時間が来たら清くあきらめて次へ行くことです。どの問題も全ては一度目を通して後で後悔することがないようにしましょう。
まとめ
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午前対策はほどほどに午後対策のスキマ時間をうまく活用して復習しよう。
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午後対策はアルゴリズムと表計算を重点的に解こう!
最後に
長い間ご覧いただきありがとうございました。私自身話したように応用に向けて勉強していますが、応用のほうが基礎知識を知った後だったのですんなり入ってきています。むしろ全体を知るときは基本情報のほうが難しいかもしれませんね。これから基本情報を受ける方、応用を受ける方も一緒に頑張っていきましょう!